「過払い金を請求すればお金が返ってくるかもしれませんよ」
という文句は最近いたるところで耳にします。
でも、思いませんか?
「過払い金って何?どこに請求するのよ?」と。
消費者金融などを利用していたことがある人に関係する話のようだけど、
全員に当てはまるものなのかどうかが分からないと悩むアナタにおすすめ!
過払い金請求とは何か分かりやすく解説いたします!
だから、過払い金請求って何なのさ?
●問題は「2つの法律」にあった!
消費者金融やクレジットカードなどの「利息」は法律によって上限が定められています。
上限がないと「1万貸すけど明日までに10万円にして返してね」なんてめちゃくちゃな約束が許されてしまいます。
それを防ぐために、
「お金貸すのはいいけど返す人が困らない程度の利息にしなさいね」という法律が昔から制定されていたのです。
が、なんと!
この「利息上限に関する法律」が2個あったんです。
「利息制限法」と「出資法」の2つ。
そしてなんと!
「2個の法律が、それぞれ違う上限を設定していた」という問題が起きていました。
法律なのに、そんな間抜けなことがあっていいの?
と信じられない気持ちで一杯ですが、あったんです、本当に。
●過払い金とは、本当なら払う必要がなかった利息のこと。
「そんなまさか!」と言いたくなるような「2つの法律によるズレ」ですが、この「ズレ」を逆手にとって、
出来るだけ高い利息の方(出資法の方)の設定を利用する貸金業者が後を絶ちませんでした。
悪いことでも違法でもないですが、借りる側は法律のことなんか知らない素人ばかりであることを考えると不公正な印象は拭えませんね。
この、「片方の法律には違反しているけど、片方の法律には適応できている」という不思議な状態によって、
お金を借りている側としては「法規定以上の金利を取られているのに、訴えることもできない」という状態が続きました。
そして、2010年にやっと改正が行われて「利息制限法」と「出資法」の2つの間にあったズレはなくなりました。
さらに貸金業者は、「払いすぎていた利息を返して」と言われたら返金しないといけなくなりました。
借りた側は「利息分返して」と申し出れば返してもらえます。
これが今巷でウワサの過払い金請求です!
どうしたら返してもらえるの?
返してと言われたら返さないといけないとはいっても、実際は「返して!」って言うだけで済むわけじゃありません。
取引履歴を貸金業者相手に請求して取得し、出資法改正後の引き直し利息を計算して、
「●万円を過払いしていたので返金してください」という請求書を提出して、金融業者がそれを受理したら裁判所にも提出して和解交渉を進めて…
と、とても素人が1人で出来ないような手続きをたくさんしないといけません。
(詳しくはこちら「手続きの流れ」)
手続きをなんとかかんとか済ませられたとしても「和解交渉」という難題が次に控えています。
貸金業者側は間違いなく顧問弁護士等を出してきます。
当然、過払い金請求の問題に精通している上で貸金業者側が有利に働く交渉術を持った、プロ中のプロのような人と素人が渡りあえるとは思えませんね。
そこで!弁護士の出番ですよ!
法律のプロには法律のプロをぶつけるべきです。
「弁護士に頼むと高いんじゃないの?」と不安に思われる方も多いかもしれません。
過払い金請求したところでいくら返ってくるのか分からないのに弁護士を雇うなんて出来ませんよね。
そこでまずは、
無料相談~数千円程度の相談料で、
「●年前に、××と△△から合計◆◆万円ぐらい借りていたんですけど」
という概要だけでも話してみましょう。
そうすると向こうもプロですから「確定ではないですけど請求すれば◎◎万円ぐらいは返ってきますね。
その場合の弁護士費用は▲▲万円なので、差額で□□万円ぐらい受け取れると思います」
と、概算を出してくれます。
(詳しくはこちら「必要な費用」)
それで「えっ!差額だけでも国内旅行いけちゃうじゃん!」ですとか「夏のボーナス分以上じゃん!」といった場合にはそのままお願いすればいいですし、
「…うーん。ジャケット1枚買ったら終わっちゃう程度なら面倒くさいなぁ」と思ったら相談だけで帰ってもいいわけです。