STEP3.金融会社に取引履歴を請求

過払い金は請求しないと損!

過払い金の対象者は500万人にも上ると言われています。過払い金が発生してるとわかれば、借金を完済してから10年以内であれば請求できます。返済中のかたは、返済が0になったりする場合もあります。一人あたり平均82万円返ってきているという調査結果も!100万円以上返ってくる場合もあるそうです。

これは請求しないわけにはいかない!!ですよね。


金融会社に取引履歴の請求

過去にキャッシングを利用した会社へ取引履歴の開示を求めます。方法は特に決まっていません。
・会社の問い合わせ窓口
・電話
・郵便文書
で請求することもできます。

開示の手続き方法に関しては、業者によって違います。電話だけで郵送してくれたり、所定の窓口までいかなければならなかったりと、様々な場合が考えられるので、自分で取り寄せる場合は注意が必要です。また、開示請求書への記載を求められる場合もあります。そのとき,利用目的を聞かれることがありますが,単に「取引内容を知りたい」とのみ回答すれば足ります。開示されるまでの期間もさまざまなので、時効期限にあまり余裕がない場合は、それも考慮しなければならないので、注意してください。


取引履歴が必要なワケ

金融会社に履歴を提示することにより、相手は重い腰をあげざるを得なくなります。逆をいうと取引履歴がないと始まらないのです。すべての取引が「証拠」になるので、取引履歴以外にも自分の通帳などの履歴を持っていることでかなり「信憑性」が増しますので、用意しておくのもありでしょう。


取引履歴を取り寄せる上での注意点

①完済前に取引履歴を取り寄せるのは賢明ではない

未完済の場合、完済前にいまの時点で過払い金があるかどうか自分で履歴を取り寄せて確かめようとする方が多くいます。しかし,現時点で過払状態であってもなくても,完済してから過払金返還請求をするつもりであれば,完済前にとりあえず取引履歴を取り寄せてみることは,お勧めしません。

②「消滅時効」が中断されているという勘違い

過払い金請求は、返済完了から10年です。10年が経過すると、「消滅時効」が成立してしまうため、過払い金が請求できなくなります。消滅時効までの時間がない場合、取引履歴を取り寄せたことで消滅時効が中断されていると勘違いする人がいます。しかし、実際は中断しておらず、取引履歴を取り寄せてゆっくりしている間に消滅時効になってしまっていたなどの失敗例も少なくありません。また、完済した時から10年の経過が差し迫っていないから問題ないと考えている人もいると思いますが、そういうわけではありません。途中で一度完済したことがあり,その時からはもうすぐ10年経つ場合,取引が一度完済した部分で分断すると判断された場合,一度完済した時以前の過払金は消滅時効が成立します


信頼できる弁護士さんに相談するべき

知識もない中自分でするとなると、かなりの時間を拘束され思わぬ落とし穴にハマってしまいがちです。なので、まず弁護士さんに相談することをオススメします。