Q:過払い金は必ず返還されますか?

過払い金質問1
過払い金とはそもそも2つの法律のズレによって生じた利息を支払った場合に生じるものなので、
利息制限法の法定金利内での融資では発生することはありません。
また、その法定金利を超えている場合であっても短い期間での融資であれば、
発生している可能性は低いといえるでしょう。
それでは、過払い金が発生しやすいのは一体どういった融資の場合なのでしょう?


チェック1:2010年以前に融資を受けた方は特にご注意を!

チェックポイント2010年に貸金業法が改正されるまではグレーゾーン金利とよばれる違法金利が広まっており、
多くの金融業者がグレーゾーン金利にて融資を行っていました。
そのため、2010年以前にキャッシングなどの融資を受けていたという方は、非常に高い確率で返還請求が可能となっています。
また、過払い金の返還請求は完済から10年経つと時効が成立してしまうため、
過去に融資を受けていた方は早めにご確認されることをおすすめします。
(時効成立がいつなのか確認したい方はこちら→期限


チェック2:7年以上融資を受けた方は過払い金をお確かめください

チェックポイント過払い金が発生しているかどうかを見極める目安の1つとして、
7年以上の長い期間融資を受けていたかどうかというものがあります。
長期融資では過払い金が発生している可能性が非常に高くなり、
場合によっては数十万円から数百万円返還請求できる場合もあるのです。
そのため、過去に7年以上の融資を受けていたという方は一度弁護士事務所へと相談されることをおすすめします。


過払い金とは違法な金利によって生まれた本来支払う必要のなかったお金となっているので、
生じている場合には必ず返還請求をして取り返すようにしましょう。
また、確信をもてない場合であっても一度法律事務所の方へ確認してみることをおすすめしています。


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